お疲れ様です。
えのこりです。
今回は2014年に韓国で大ブームを巻き起こしたドラマ「ミセン」についてです。
このドラマでは働く会社員のリアルな様子が描かれており、恋愛要素はありません。
原作は韓国のWEBコミックで日本でもリメイクされました。
今回はミセンのオススメのポイントとなぜ韓国で社会現象を起こすほどのブームとなったのかを考えていきたいと思います。
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目次
あらすじ
幼い頃からプロ棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父親がこの世を去ったことをきっかけに、夢を諦めて20代中頃までアルバイト生活を続けていました。
ある日、母親のコネで大手商社にインターン入社しますが、学歴も社会経験もないグレは、落ちこぼれな存在に。
しかし、囲碁で養った洞察力を武器に、営業マンとして少しずつ力を発揮するグレは上司(イ・ソンミン)にも認められるようになっていきます。
様々な困難に立ち向かうサラリーマンたちの熱きドラマです。
メインキャスト
チャン・グレ役 イム・シワン
このドラマの主人公です。
元々囲碁のプロ棋士を目指していましたが途中で断念し、母の紹介で大手総合商社のインターン生となります。
正社員となるためにインターン生同士で競争をしますが、囲碁しかしてこなかった学歴も社会経験もないチャン・グレは周りから完全に相手にされません。
苦労して有名大学に入学した他のインターン生たちはチャン・グレに対してコネを使ったと陰口を叩きますが、それとは関係なしに目の前のことに一生懸命取り組むチャン・グレの姿には感情移入してしまいます。
そんな競争社会で真っ向から現実にぶつかる青年がこのドラマの主人公です。
アン・ヨンイ役 カン・ソラ
同期の中で唯一の女性で学歴も高く、様々な国の言葉を話すことができる完璧な人材。
インターンの時からその実力や見た目の美しさもあって注目を浴びていましたが、後々男社会で思うように働くことができず苦労することになってしまいます。
チャン・ベッキ役 カン・ハヌル
チャン・グレの同期で真逆の超エリートタイプです。
グレに対して度々厳しいときがあり敵対視をすることも。
また、スペックゼロのグレが認められていくうちに自分と比べるようになってしまい妬むようになってしまいます。
その一方でおっちょこちょいな部分もあるのでどこか憎めないキャラクターです。
ハン・ソンニョル役 ピョン・ヨハン
チャン・グレの同期でなんでも知っている情報通で親しみやすいキャラクター。
ストーリー前半では変人扱いされたり、チャン・グレと衝突したりするなど個性の強いキャラクターですが物語が進むにつれて愛着が湧いてくるようなムードメーカーです。
父が現場で働いている姿を見て育ったため現場主義的な考えがあり、工場や現場の人々を大切に考えています。
オ・サンシク役 イ・ソンミン
チャングレの上司で課長の役職についています。
時に厳しく時に優しい部下思いの上司で他の部署の人間のことも気にしており、チャングレの同期たちに対してもフレンドリーに接しています。
会社内の権力よりも仕事を優先し自分の信念を曲げることのない熱いサラリーマンで、それ故に専務と対立関係になってしまいます。
一方で家庭では妻と3人の息子がおり、父親としての一面も見ることができます。
ちなみにイ・ソンミンは「未成年裁判」にも出演しておりますので、よかったらこちらの記事も是非ご覧ください。
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キム・ドンシク役 キム・デミョン
チャングレの上司で良き理解者。
長年の付き合いでオ課長のことも理解しており、ストーリーの中でも欠かせないキャラクターです。
演じているキム・デミョンは「賢い医師生活」にも出演していますのでよかったらそちらもご覧ください!(記事も書いております⇨【ネタバレなし】20代男子がお勧めする韓国ドラマ「賢い医師生活」の魅力)
韓国で大ブームとなった要因
ミセンは2014年に制作され韓国で大ブーム(ミセンシンドローム)となりましたが、その理由としてミセンには他のドラマにはないリアルな現代社会を描いているからだと思います。
当時の韓国ドラマのイメージというと、キラキラした恋愛や夢といった理想的な世界を描いているようなドラマが多かったと思いますが、ミセンはリアルな世界観ですので恋愛要素はほとんどありませんし、社会の厳しさや現実を見せられるシーンが多くあります。
そのため、視聴者も(特に会社員の方は)ドラマの世界に共感する部分が多いと思うので人気が高まっていったのだと思います。
例えば、韓国は日本同様に学歴社会で学歴が低いと見向きもされませんし、兵役制度がありますので上下関係が厳しくそれによるパワハラ、男社会の会社では女性が「女だから」という理由で同等の仕事をさせてもらえない女性差別、正社員と非正社員との待遇の大きな違い、社内派閥や出世競争など私たちの生活を切り取ったかのようなシーンが多く見られます。
会社という戦場に毎日出勤してそこで戦う会社員の哀愁や人生に自分自身を重ね、視聴者の共感を得たこのドラマは原作のWEB漫画が韓国のサラリーマンのバイブルと呼ばれることもあって大ヒットしたのだと思います。
オススメポイント①:獲得した賞が凄い
第51回百想芸術大賞テレビ部門で主要3部門、監督賞(キム・ウォンソク)、最優秀演技賞(イ・ソンミン)、新人演技賞(イム・シワン)の3冠を達成しています。
また、ケーブルテレビ放送大賞大賞をはじめ主要部門独占、ケーブルテレビ歴代視聴率2位、ジャンルを問わず全てのコンテンツの影響力を図るコンテンツパワー指数2位などを獲得しています。
オススメポイント②:魅力的な出演者たち
このドラマを見ていると本当に現実にいるかのような登場人物たちで各々のキャラクターが生き生きしているように感じました。
主演のイム・シワンは囲碁しかしてこなかった青年がいきなり社会に放り込まれ苦悩するところから徐々に周囲の人々を巻き込みながら社会人として成長していく姿を見事に演じています。
同期のエリート新入社員役を演じたカン・ソラは実際に「大宇(デウ)インターナショナル」という会社を訪れ、1週間勤務するほど役作りに励みました。ピョン・ヨハンとカン・ハヌルも圧倒的な存在感でドラマを盛り上げ、これ以降の作品では全く違うキャラクターを演じ俳優としても成長しています。
また、上司役のイ・ソンミンとキム・デミョンは絶妙に課のバランスを取っているコンビで演技的にもはまり役でミセンにとってなくてはならない存在でした。
この作品に関わった主要キャストたちは各々で賞を獲得しておりその実力も認められています。
オススメポイント③:多くの名言
このドラマではサラリーマンとして人としての名言が多く、名言集が作られるほどです。
いくつかご紹介します。
「 とにかく踏ん張れ。踏ん張った者が勝つ。俺たちはまだミセン(弱い石)だ 」(オ・サンシク)
上司であるオ課長が言った名言でこのドラマのタイトル「ミセン」が入った名言。
会社員経験の長いオ課長ならではの言葉です。
「 ”うちの奴”って言ってくれた 」(チャン・グレ)
なかなか認められなかったチャングレでしたが、飲み会後の酔ったオ課長が何気なく放った”うちの奴”という言葉。
今までいかに孤独だったかを改めて思わせると同時に仲間だと認めてくれたことを喜ぶ名言です。
「 堂々としているべきだ。強くなれ、その方が君らしい 」(ハン・ソンニョル)
女性差別をされていたアン・ヨンイに対して言った名言。
ムードメーカー、ハン・ソンニョルの優しい一面が見られる励ましの言葉です。
「 自分一人が何をしても会社は変わらない。それでも…この仕事が今の自分なんだ 」(キム・ドンシク)
会社員を経験している方ならばこの名言は刺さると思います。
ちなみにこの名言は諦めではなく励ましの言葉です。
「 飛び込むだけが勇気じゃない。飛び込みたい誘惑に耐えて自分の道を進む勇気。逆流が起きても動じてはならない。自分の流れを守ることが、相手への逆流になる。自分の流れを守る姿勢こそが最高の防御となり攻撃になるのだ。 」(チャン・グレ)
仕事で闘う場面が見られるがその時に囲碁経験を活かして戦略的に乗り切るシーンでの名言。
チャン・グレにしかできない戦略です。
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