お疲れ様です。
えのこりです。
今回は私「ラップ好き、ヒップホップ好き」のえのこりがBTSのラップについて書いていきたいと思います。
日本のヒップホップはもちろんですがアメリカや韓国の音楽を聴く際もヒップホップというジャンルを中心に聴いております。
韓国といえばBTS。そんなイメージがある人も多いと思います。そこで私自身気になったのがBTSのラップです。
私はDynamiteをリリースしたあたりから少しずつ聴いているという感じで、メンバー全員の名前も知らないのです。
この点は本来ならばデメリットとして捉えると思いますが、あえて贔屓目で評価しないという点に変換して(強引)いきます。
アイドルファンの方は様々な面を見て相対的に評価していると思いますが私のようなラップオタクからすると「ラップの実力はどうなんだ?」と評価のポイントはやはりラップです。
そこで私のようなラップが好きな音楽ファンも納得できるような音楽なのか?
その点を考えていきます。
(Seventeenのラップについてこちらに書いております。Niziuのラップの実力についてもこちらに書いています。よかったらご覧ください。)
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目次
BTSについて
2013年デビュー。韓国国内の新人賞を総なめしたBTSは、名実ともに韓国を代表する最高のボーイグループに成長。現在はアジアにとどまらず、北米、ヨーロッパ、南米、中東など、世界中でBTS旋風を巻き起こし、世界的アーティストとして名を馳せている。これはアメリカのBillboard、イギリスのオフィシャルチャート、日本のオリコン、iTunes、Spotify、Apple Musicなど、世界有数の音楽チャートで記録した成績が証明しており、CD販売数、MV再生回数、SNS指数などにおいても、記録的な数値を更新中。また、スタジアムツアーを開催し、世界のコンサート市場においても世界に通用するアーティストとしての地位を守り続けている。国連での演説やLOVE MYSELFキャンペーンなどを通じて、善良な影響力を発揮している。さらには、‘62nd Grammy Awards′で韓国アーティスト史上初となるパフォーマンスを繰り広げ、‘Billboard Music Awards′ ‘American Music Awards′ ‘Grammy Awards′と、アメリカの3大音楽授賞式を席巻する新記録を打ち立てた。
BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUBより
BTSの愛用品についても記載しておりますので、よかったらご覧下さい。
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メンバー
BTSのメンバーは全員で7人います。この記事を書くにあたり自分なりに調べてみました。
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①JIN(ジン)
本名:キムソクジン
生年月日:1992年12月4日
担当:ボーカル
SMエンターテイメントにスカウトされ一次審査に合格しましたが詐欺だと思い行かなかったそうで、その後役者を目指して難関大学に入学します。
その通学路で現在の事務所にスカウトされ研修生として入所しました。
周りのメンバーはダンスやラップの実力がある程度入所前から備わっていましたがJINはもともと俳優志望だった為、ダンスは苦手だそうで。
なおかつ最年長ですので足を引っ張ることもできません。
しかし、BTSとして活動している姿を見るとそれを感じさせないようなクオリティでありそこにはかなりの努力があったのではないでしょうか。
所属事務所BigHitの代表であるパン・シヒョクは、ジンのことを「デビュー前から変わらず常識的な感覚を失わないメンバーで、ほかのメンバーが逸脱しないように力を貸してくれる存在」と表現していました(参考:OSEN)。
リーダーではない最年長のJINだがグループのバランサーとして信頼を得ているように思えます。
また、ソロ活動も行い、音楽番組ではMCを務めていました。
②SUGA(シュガ)
本名:ミン・ユンギ
生年月日:1993年3月9日
担当:ラップ
SUGAは小学生の頃からラップを書き始め、2010年に現在の所属事務所のオーディションに合格しました。
BTSではリードラッパーとして活動していますがグループの作詞作曲も担当しています。
学生時代には作曲を学ぶために芸術高校に進学しようと志しましたが金銭的な理由で諦めています。
また、ソロ名義の「Agust D」としても活動しています。本人曰くBTSではできないことを表現しているとのことです。(Agust Dのラップについてはこちらの記事に書いております)
今回のこの記事ではラップに焦点を当てているのでSUGAについては「キー人物」となります。
③J-HOPE(ジェイ・ホープ)
本名:チョン・ホソク
生年月日:1994年2月18日
担当:ラップ
事務所には2010年に入所。元々ダンスアカデミーでレッスンを受けていた経験がありダンスの実力が高いです。
ボーカル担当でしたがグループにラップ担当がもう一人欲しいということでラップに転身。
そう考えると歌、ラップ、ダンスの全てをこなしてしまうマルチな才能の持ち主です。
ファンの前ではいつも笑顔で有名ですがダンスの練習になると鬼のようになるみたいでメンバーからは恐れられています。
名前の由来ですが、「本名チョンのイニシャルであるJ」と「みんなに希望を与える存在になってほしいというメッセージを込めてHope」、この二つを組み合わせたそうです。
④RM(アールエム)
本名:キム・ナムジュン
生年月日:1994年9月12日
担当:ラップ
RMはBTSのリーダーです。
RMというのはラップモンスターの略みたいでそれほどラップに自信があるということでしょうか。なかなかこの名前は付けられません。
2010年に現在の事務所にBTSのメンバーの中で一番早く入所し、所属事務所BigHitの代表であるパン・シヒョクはRMに対してBTSを作ったきっかけとまで言われている人物です。
英語を話すことができ、すべての若者に質の高い教育、技能研修、雇用を与えるための新たなパートナーシップ「Generation Unlimited(無限の可能性を秘めた世代)」の発足イベントのためにアメリカ・ニューヨークの国連本部で行われた第73回国連総会にBTSとして出席しました。
グループを代表してRMが世界の若者へ向けて約6分間に渡り英語のスピーチを行いました。ちなみに2020年に受けたTOEICのスコアは900点を超えていたそうです。
(RMのソロでの曲についてはこちらに記載していますので、よかったらご覧ください)
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⑤JIMIN(ジミン)
本名:パク・ジミン
生年月日:1995年10月13日
担当:ボーカル
メンバーの中で最後に加入したのがJIMIN。
高校には難関校にもかかわらず首席入学をしており、努力家として有名です。
J-HOPEとは長年のルームメイトでお互い仲が良く、ジミンはJ-HOPEについて「兄さんは僕がいないと生きていけないんです」と語り、J-HOPEは「ジミンは本当に優しくて言うことをよく聞いてくれます。
あとは掃除をしてくれればうれしいですね(笑)」と明かしたこともあるみたいです。(HOMEINISより引用)
⑥V(ブィ)
本名:キム・テヒョン
生年月日:1995年12月30日
担当:ボーカル
Vという芸名はメンバーやプロデューサーと話し合った結果、芸名は1文字だとインパクトがあるということでこの名前になったとか。
ファンにはテテの相性で呼ばれています。
2017年の世界で最もハンサムな男性に選ばれておりそれ以降もランキングの常連です。
そんなイケメンのテテですが、不思議な行動をとることから残念なイケメンと呼ばれることも、、、笑
そんなギャップも魅力の一つだと思います。
ちなみに、2021年BTSのメンバーの中でグッズの売り上げが1位です。
是非チェックしてみて下さいね!
⑦JUNGKOOK(ジョングク)
本名:チョン・ジョングク
生年月日:1997年9月1日
担当:ボーカル
グループ内で一番年下であり、ファンの間ではジミン・V・ジョングクの3人をマンネ(韓国語で末っ子)ラインと呼ぶそうです。
幼い頃からオーディションを受けており、幾つもの事務所からオファーがあったがRMのラップを見て現在の事務所に決めたとか。
事務所の社長からはダンスについて厳しい指摘があり、2012年にアメリカに渡ってダンスのレッスンを受けました。
今でこそなんでもできる印象ですが、過去にはそういった経験もあったんですね。
ちなみに2021年BTSメンバーの中でのグッズ売り上げはVに次いで2位だそうです。
是非チェックしてみてください!
↓
BTSのラップ
主にラップを担当しているラップライン三人(SUGA J-HOPE RM)を見ていきます。
BTS cypher Pt.1〜4
歌詞を見てみると攻撃的なゴリゴリのヒップホップです。
お前よりも俺の方が優れているといった歌詞が多く、ヒップホップではメジャーなスタイルです。
また、サイファーとは複数人で即興のラップをつないでいくというものですがBTSのこれらの楽曲は当然ですが、しっかりと作り込まれています。
三人で繋いでいくということだと思います。
BTS cypher pt.1
まずBTS cypher Pt.1ですが2分ちょいの曲です。
まず、驚いたのがサウンドです。
オールドスクールを思い出させるような感じでラップもかなりうまいです。
私のような音楽が好きというだけの素人でも分かるくらいです。
特にRMが最初にラップをするのですが、いきなりかましています。
英語と韓国語を使っており、淡々とラップをしていると思いきや高速で畳み掛けたり(声だけになる場面など)と抑揚の使い方が絶妙だと感じました。
CDとして欲しい方はこちらで購入できます。
↓
BTS cypher pt.2
BTS cypher Pt.2では一人一人で曲調が変わります。
最後の三人目のSUGAのスキルが光っているように思えました。
歌詞を見てみるとかなりの煽りで笑ってしまいます。それに加えて高速のラップも見せており、驚かせられます。
ぜひ日本語訳とともに聴いてみてください。
BTS cypher Pt.3
BTS cypher Pt.3ではトラックに注目してみると2010年頃からヒップホップ界隈で流行りだしたトラップミュージックが使われています。
トラックの中で「チチチチチチ」と高速で連続になっている音が、トラップの特徴のひとつとされている「スネアの連弾」です。
そういったヒップホップの流行も取り入れている点でビジュアル重視のアイドルファン以外のヒップホップファンも獲得できるのではないでしょうか。
また、個人的にはsupreme boiのパートのところもかなりかっこいいです。supreme boiは元研修生で現BigHitのプロデューサーです。
余談ですが、Vもこの曲を歌っています。
練習している動画があるのですがジョングクに「ヒョン、ラップしない方がいいね」と言われたり、メンバーに笑われたりしています笑
気になる方YouTubeに動画がありますのでご確認くだい。
BTS cypher Pt.4
BTS cypher Pt.4ですが今までの1〜3はどちらかというと自分たちの実力を見せつけるようなそんな曲でしたが、今回はゆったりとしたテンポでメッセージ性に重きを置いているように思えます。
アンチに対するメッセージや自分たちへの愛など社会へ問いかけるような歌詞を聞かせようと意識しているようにも感じます。
ヒップホップにおいて何か社会に対してメッセージを投げるというのは昔からあることでごく自然ですがpt.4を出した時には、もはやビッグアーティストの地位を築いており、大きな影響力を持っていました。
そこをあえて利用してメッセージを伝えたかったのかもしれません。
その他の曲
他の曲を見てみると最初の頃の曲はラップが目立つものが多いですが3rd mini album 「花様年華 Pt.1」からゴリゴリのラップをしていたヒップホップ色の強い音楽性から方向転換により大衆的なメロディアスでポップな曲がメインになっています。
まずはアルバム「DARK&WILD」よりDangerです。
この曲ではメロディーもあるのでラップが目立っているような楽曲には感じませんでした。
どちらかというと引き立て役のような。
曲全体を考えるとそうなってしまうのは仕方がないとは思いますがボーカル担当の方の歌がそのぶん輝いています。
ちなみにですがジョングクもラップをしております。
ライブバージョンを見ればそのかっこよさが分かるはずです。
よかったらこちらもチェックしてみてください。
次は2학년という曲です。
こちらの曲ではラップライン三人のラップが目立っているように感じました。ボーカルよりも目立っているようなレベルで聞いていてとても耳が心地よいですね。
こちらの曲も「DARK&WILD」からです。
新しい曲を見てみると2021年の曲ですがButterです。
ラップの部分は短いですがそれでもラップを取り入れてくれています。
そこまで目立ってはいませんが曲全体を考えてみると良いアクセントになっていると思います。
それから歌詞はすべて英語です。
次は個人的に好きな曲でoutro:herです。
ゆったりとしたテンポですがこのトラックに三人のラップが良い感じにあっていてチルアウトできます。
こういった曲調にもラップができるのかと感心させられます。
サイファーのようなゴリゴリな感じではなく朝や夜に散歩するとき、リラックスタイムなどに聞きたい一曲です。
最後にSUGAのソロで活動しているAgust DからAgust Dという曲です。
この曲を聴けばSUGAの実力がわかります。
とにかくすごいので聴いてみてください。
Agust Dについてはこちらの記事に書いてあります。
BTSのラップの実力は?
ここまでBTSの曲を聴いてみましたが期待以上にレベルが高かったです。
アイドルという顔を持ちながらも内に秘めたヒップホップヘッズの強い意志を感じました。
K-popという枠に収めて良いのか考えてしまうくらいのグループです。
私のようなヒップホップばかり聴いているような人間でもすぐに心を打たれました。なんてたってあんなイケメンたちがテクニカルなラップを平気でやってしまっていますからね。
しかし、その一方で大衆性のポップな音楽へと転換しようと判断した時は悩んだんじゃないかとちょっと思っちゃいました。
その結果が現在につながっていますので間違ってはいなかったわけですが。
とにかくBTSのラップの実力は本物でした。
これからもその実力を見させて頂きたいですね!
お金に余裕があれば是非ライブの映像を見てほしいです!
ちなみに、BTSのバラエティ番組やライブ映像、ドキュメンタリーを見たい方がいらっしゃったらスカパーに加入して「TBSチャンネル1」や「KBS world」「Mnet」を登録すれば視聴できますので、要チェックです!
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